SoundSwitchのコントロールトラック
SoundSwitchはDJを念頭に置いて設計されており、オーディオ編集ソフトウェアを彷彿とさせる使い慣れたユーザーフレンドリーなインターフェイスを提供します。
SoundSwitchを際立たせる重要な要素の1つはコントロールトラックです。
コントロールトラックには3つのタイプがあります： マスタートラック、フィクスチャートラック、グループトラックです。
これらのトラックにより、魅力的な照明ディスプレイをシームレスに作成することができます。
それでは、これらを分解してみましょう：
マスタートラック:
マスタートラックは、基本的なライティングショーを簡単に作成するためのゲートウェイとして機能します。
この多目的トラックは、一つのコントロールトラックからVenueタブ内のすべてのフィクスチャーをコントロールすることができます。その仕組みは以下のとおりです：
- Lighting Showを作成： マスタートラックでブルーからパープルへのスムーズなトランジションを作りたいとします。
このトランジションは、LEDパーカンライト、ムービングヘッド、LEDパネルのどれを使っていても、すべてのフィクスチャーで一貫して実行されます。
マスタートラックは、照明効果の均一性を保証します。
- Venueに依存しない：マスタートラックの情報が全てのVenueで標準化されています。
特定のオーディオトラック用にマスタートラックでライティングショーのスクリプトを作成しておけば、新しい会場で同じオーディオトラックを使って演奏しても、同じスクリプトのライティングショーが再生されます。
つまり、新しいギグに参加する際に、使い慣れないライティングリグに悩まされる必要はありません。
- シームレスなVenueセットアップ: 新しいVenueを作成すると、以前に作成したマスタートラックのライティングショーがすべて自動的に適用されます。
この機能により、予告なしに新しい会場で公演を行う場合でも、毎回ゼロから始める必要がありません。
ヒント: スクリプト化されたオーディオのライブラリを構築しましょう。
曲のマスタートラックを作成することで、いつでも自由にカスタムライティングができるようになり、異なるパフォーマンススペースへの適応が容易になります。
フィクスチャートラック:
フィクスチャートラックは個々の照明フィクスチャーを正確にコントロールすることができ、マスタートラックをオーバーライドすることができます。
これは、フィクスチャーを個別に管理する必要がある場合に有益です。
例えば、特定のパーカンライトに異なるカラーを表示させたい場合や、特定のムービングヘッドに他とは異なる回転をさせたい場合などです。
フィクスチャートラックは、このレベルのカスタマイズを可能にします。
グループトラック:
グループトラックは個々のフィクスチャーを同じDMXアドレスをアサインする必要なしにグループにまとめることを助けます。
フィクスチャーをグループ化することで、一つのコントロールトラックからグループ内のすべてのフィクスチャーをコントロールすることができます。
マスタートラックがワークスペースのすべてのトラックをコントロールするように、グループトラックはグループ内のすべてのフィクスチャーに影響するスクリプトでグループトラックワークスペース内で作業することができます。
- フィクスチャーグループの作成: フィクスチャーグループを作成するには、Insertメニューから 'Insert Fixture Group' を選択してください。
このメニューは、SoundSwitchページの上部にマウスを置くと表示されます。
作成されると、ワークスペースに新しいグループトラックが表示されます。
- フィクスチャーの追加: フィクスチャーをグループに含めるには、フィクスチャーライブラリーからグループトラックにフィクスチャーをドラッグ・アンド・ドロップするだけです。
追加されると、グループトラックと同じメニューカラーが割り当てられ、識別が簡単になります。
- フィクスチャーのミュートとソロ: グループトラックは、フィクスチャートラックのM（ミュート）とS（ソロ）ボタンを使って、フィクスチャーをミュートまたはソロにする柔軟性も提供しているので、必要に応じて特定のフィクスチャーに集中することができます。
ヒント: フィクスチャーグループを折りたたんだり広げたりすることで、ワークフローを強化し、よりすっきりと整理されたワークスペースを提供します。
これらのコントロールトラックを理解し、効果的に活用することで、SoundSwitchの可能性を最大限に引き出し、パフォーマンスを新たな高みへと昇華させる忘れられないライティングディスプレイを創り出すことができます。